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ジッド『狭き門』
高校一年の夏休み、読書感想文の宿題があった。

読んだ本はこれ。



アンドレ・ジッド『狭き門』

信仰と愛に揺れる男女を描いた本。



もちろん、自分が選んだ本ではない。

高校時代まで、「本」なんて、自分には全く必要なく(バカだったので)、

読みたい本なんてなかった。

先生に薦められたものを、強制的に読んだだけ。

読書感想文を書く為だけに。



で、そのうち、虚栄心が発動し、

どうにかして、コンクールで入選したいといエゴが出た

入選という名誉のためだけに、頑張って書いた。

精一杯背伸びして、日常で使わない語彙も駆使して

なんとか書き上げた。

結果、

地方でちょっとだけ入選した・・・でも・・・県レベルには到達しなかった。

そんなの当然だ!!!と今ならよくよく分かる。



だって、

アンドレ・ジッド『狭き門』が1ミリも理解できなかったから!



何を隠そう・・・全然理解できなかった・・・。

今、読んでも、おそらく理解できない気がする。



地方で入選したのは、他に競争相手が少なかっただけ。

『読書感想文のイロハ』的な参考書を元に、

大人を騙せそうな語彙を並べて、知ったかぶりで書けば誰でも入選する。



『狭き門』、

「全く」と言っていいほど共感できなかったなあ・・・。

ノーベル賞作家ですよ。それは文体は素晴らしいですよ。

でも、何を言わんとしてるのか、どこが美しいのか、どこが崇高なのか、

全く分からなかった。



お互いが、好きなのに、ダメよ、ダメよとやるありがちなストーリー。

今の日本人なら、

禁欲ですか?マゾヒストですか?そういうプレイですか?と思ってしまうかも。



先生に薦められたから、仕方なく読み、仕方なく感動したフリをして、

自分の辞書に無い言葉を羅列して書いたけど、



あーーー、恥ずかしい。



自分にウソはつくもんじゃありませんね。

地方の先生は騙せても、自分は騙せませんね。

20年経っても、傷になって残ります。



ド田舎の無宗教で処女の女子高生が、自己犠牲とか、信仰とか、天上の愛とか、

分かるわけない。

「ぜんぜん分かりません」って書いたほうが、ずっと健康的だ。



物語の最後、主人公の恋人が自殺を遂げてしまうんだけど、

ほんと意味が分からなかったなあ。



ウソをついた自分、背伸びした自分に、懺悔。



おもしろくないものを、おもしろい、

よく分からないものを、分かった、

そういうことが二度とないように、頑張って生きていきます。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学