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芥川賞受賞の西村賢太さんに興味津々です。。。
以下、ネットから引用します。

*****


中学を卒業後、フリーターなどをしながら、私小説を中心に執筆活動を続けている西村賢太さん。

受賞作の「苦役列車」は日雇いの仕事で生活し、酒と一時の快楽にしか救いを見いだせない男性が、友人も失い、孤独や劣等感にさいなまれ・・・という内容も西村さんの実体験なのでしょうか。

西村さんの受賞記者会見のほぼ全文掲載です。






問)まずひとこと、いまのお気持ちを。

西村さん)
もう、本当に、大変うれしいです。それだけです。

問)受賞のときは。

西村さん)
自宅で、そろそろ風俗いこうかなと。いかなくてよかったです。

問)受賞を聞いたときは。


西村さん)
やっぱり、聞き直しましたね。最初はちょっと聞こえなかったんですよ。
何て言ったかよくわからないので、もう一回聞いたら、受賞しましたということで。
まあ、驚きました。



問)自己をうまく対象化している、などの評価があったが。



西村さん)
そういうふうに言っていただけたのは、大変うれしいですし、僕の場合は、最初から同人誌で書いていたもんですから、あんまり、こう、小説にそういうのはないんでしょうけど、拘束とか、そういうのを気にせず書いてたもんで、だから、ひと言で言えば、おもしろい純文学を書きたいと。
純文学っていうのも、よくわからないんですけれども、あんまり純文学じゃない感じでとられるんで、それはそれで、狙い通りというか、自分の望んでいるところではあります。



問)小説に書かれている内容は、何割ぐらいがフィクションか。



西村さん)
起こった出来事は9割以上本当ですが、それを実際に書くとなると、
2:8で、フィクション的な。書き方の問題ですけど。8でフィクションです。



問)私小説を書いたのは。



西村さん)
もともと私小説しか興味がない。小説を読んだのが私小説だったもんですから、当然、というか自然に、それ以外に興味が向かないんです。
僕の場合は、ずっとそれに救われてきたので。
名前をあげるのは、あれですけど、藤澤清造にしろ、田中英光にしろ、本当に救われてきたんで、その、自分で書くとなったら、その形式というか、方法しかとれないです。



問)藤澤清造に救われたというのは。



西村さん)
今回の「苦役列車」にも書いたんですが、あんまり、僕の場合は、
いい家庭環境に育ってなかったので、それで小説っていうのを読み始めて、最初は、田中英光だったんですが、田中英光は、結局、一種のエリートなんですよ。
そこでもう、なんか、そこでこう、もの足りないものを感じたときに、
藤澤清造という、本当に、どう言ったらいいのか、悪い言葉で言えば、僕よりもダメな人。で、自分よりダメなやつが、まだいるんだなと。
そこで救われた、というのが、本当のところです。



問)私小説を書くのは。



西村さん)
何もないと思うんですけど、ただ、読んでくださった方が自分よりも駄目なやつがいると思って、自分のケースじゃないですけど、ちょっとでも救われた気分に、ものすごくおこがましい考えですけれども、ちょっとでも、そういうふうに思ってくれたら、本当にうれしいですね。書いたかいがあるというか。
それで、何とか僕も、かろうじて、社会にいれる資格が、首の皮一枚、細い糸一本で、つながっているのかなあと。これは本当に思います。
そういうふうに。



問)書くことで自分も救われるのでしょうか。



西村さん)
自分が救われるということはないですけども、ただ、まあ、書いているうちにおもしろくなることはありますね。
ずいぶん、ダメなやつだなあ、ダメなやつだなあと思いながら、書いてて、あー、でも、これ、俺のことなんだよなあって、それでがくっと落ち込み、もう、お酒に逃げ、その繰り返しです。いま。



問)今後、芥川賞をとった自分を書くんですか?



西村さん)
そのときになってみないとわからないですけど。
でも、華やかなことは書けないです。僕は。
自分のみっともないこととか、屈辱的なこととか、考えただけでも腹が立つようなことじゃないと、やっぱり、書いても意味がないと思いますし。


問)芥川賞をとり、いろいろと仕事が来るかと思うが。



西村さん)
自分の場合は、それはないと思います。
本当に僕はあちこちからほされていますから。
今回も、本当に、新潮に書いたやつで、とらせていただいたんですが、8月号だったかな、新潮に短編書いたんですが、実はそのときも、非常にふざけたことをしてしまいまして、そこで、こう、担当編集者と、編集長が、キレたら終わりだったんです。僕は。そこを、一ヶ月遅れて、のっけてくださったんで、いまこうやって、芥川賞という、すごい、伝統ある賞をいただいて、本当に、新潮の担当編集者には感謝しております。
ゲラを戻さなかったんですよ。ちょっとした、行き違いがありまして。
でも、広告というか、新潮社のPR誌とかにも、広告、刷っちゃったらしいんですけれども、なんか、僕が、それをやっちゃったおかげで、直したらしいんですよ。25日、6日ぐらいに、引き上げちゃったもんですから、どうにもなんなかったみたいですね。意固地になったんです、僕が。



問)これから書きたい作品というのは。



西村さん)
馬鹿の一つ覚えですけど、やっぱり自分のことしか書けないんですよ。僕は。
視野狭さくも、はなはだしいんですが。
やっぱり僕はそういう小説を書くのが好きだし、どっからも需要が無くなってもやっぱりそういうふうにやっていると思います。

ふだん、誰ともしゃべらないんですよ。友達もいないですし。
ふだん、話して、流出しない分、文章にしたときに、多少なりとも、そういうのがこもるんじゃないかなあと、いうくらいには思いますね。



問)今回の受賞。供養になったか。



西村さん)
いや。うーん。藤澤先生は喜ばないでしょうね。



問)誰かに伝えた、



西村さん)
いや、誰も。



問)19歳のことを書いているが、さらにさかのぼることは。



西村さん)
細かいところでは、16歳のときとか、いま書いているんですが、
やっぱり父親が、ちょっと非常に問題のある人物なんで。

まじめな話、父親の犯罪というは30年たっている。30年たっても被害者の方がいる以上は、消えないんですけど、ちゃんと更生はしているんですが、いつかは書かないといけないテーマだと思う。
父親が生きていようが、死んでいようが。



問)和解は。



西村さん)
和解していないですし、予定調和で、小説のために和解とかは考えていないです。
もう成り行きですね。今後の。



問)一日の過ごし方は。



西村さん)
まあ、だいたい予想つくように、僕は、たまにアルバイトに出ていくんですよ。
それがないときは、昼すぎに起きて、お金があれば、ちょろっとサウナに行って、まあ、夕方から、小説書くときもあるんですが、あんまり書く必要性がないっていうんですかね、需要がないもんですから。あとは本当に、一杯やって、お金があれば、あっちこっちあっちこっち、ちょろっと行って、それで、本当にもう、どう言えばいいのかな。無為無策というんですか。



問)藤澤さんにはなんと報告を。



西村さん)
菊池寛がつくった賞をもらいましたと。晩年の藤澤は菊池と仲が悪かったので、
そういう意味でも、文春からもほされた時期がありましたし、藤澤清造がですよ(笑い)。

(了)
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